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町を彩る歴史テーマ その2 羽前街道

旧羽前街道保存地区
(きゅううぜんかいどうほぞんちく)

昔ながらの峠道、散策路として今に残る

 現在でもほぼ昔どおり使い続けられている羽前街道の道筋ですが、ほとんどの区間では、暮らしぶりの変化に合わせて道幅を広げたり、舗装したりしているため、昔のようすをうかがい知ることはできにくくなっています。しかし、猿鼻宿(さるはなしゅく。現在の花町)を経て川崎へと向う峠道だけは、曲がりくねった昔ながらの山道が保存されています。

 この峠道は、地元住民の手によって散策路「旧羽前街道保存地区」として整備されています。全長1qほど、道幅3mほどで、林の中を縫うように続いています。頂上の「四方峠(しほうとうげ)」は、「四方すべてが坂で、上りきると四方全てが見渡せる」ことから、かつては「四方坂(しほうざか)」と呼ばれていました。今では一帯が山林となっているため、その名前どおりの眺望を得ることはできませんが、頂上にある展望櫓からの眺めは抜群で、天気のよいときには遠く太平洋を望むこともできます。

木漏れ日が目にまぶしい、自然豊かな歴史の道 四方峠。石碑や地蔵尊が立ち並ぶ
峠へと向う、曲がりくねった山道 四方峠にある、地元住民手作りの展望櫓


所在地 蔵王町大字平沢字山ノ入(やまのいり)
所有者 個人・団体所有
公開日 いつでも
料 金 無料
アクセス ございんホールから自動車で10分
駐車場 なし(専用駐車場はありません。付近の車両待避所等に自己責任で駐車して下さい)
現地までの案内表示 あり
現地での説明表示物 あり(文化財説明板・由来碑等)
見学のための手続き 特にありません。ご自由にご見学下さい。
見学地の整備状態 良好

ほかのスポットへ移動 宮宿・永野宿・猿鼻宿 刈田嶺神社 曲竹一里塚
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