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町を彩る歴史テーマ その2 羽前街道

八雲神社
(やぐもじんじゃ)

時代をこえて永野宿を見守ってきた神社

 永野宿の北の丘上に営まれた神社で、素戔鳴尊(すさのおのみこと)をお祀りしています。もとは牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)と称し、別な場所にあったものですが、元禄元(1688)年、松川の氾濫によって流失してしまったため、この地に場所を移して再建されました。

 この牛頭天王社がいつ八雲神社に変わったのかは詳らかではありませんが、おそらくは明治初頭の神仏分離令の影響を受けて、牛頭天王と同一神と考えられていた素戔鳴尊をお祀りすることとし、社名も素戔鳴尊にゆかりの八雲神社へと改めたのだと思われます。拝殿・神楽殿は赤塗りが施されますが、本殿は白木のままのこけら葺きで、雨避けの覆い屋根が設けられています。

 古来、永野宿には愛宕神社という鎮守があったのですが、いつしか廃れてしまいました。今では、愛宕神社に代わって、この八雲神社が永野の集落を見守っているのです。

八雲神社拝殿。風雨にさらされた赤塗りが、さびた雰囲気をかもし出す 本殿。白木のままで、古式ゆかしいこけら葺き
拝殿向背(こうはい)の彫り物。吽形(うんぎょう)の唐獅子。反対側の唐獅子は阿形(あぎょう) 境内には数多くの石碑も建ち並ぶ


所在地 蔵王町大字円田字道上山(みちうえやま)81
所有者 八雲神社
公開日 いつでも
料 金 無料
アクセス ミヤコーバス「永野(ながの)」「蔵王町役場前」停留所から徒歩2分
駐車場 なし(専用駐車場はありません。蔵王町役場の駐車場をご利用下さい)
現地までの案内表示 なし
現地での説明表示物 なし
見学のための手続き 特にありません。ご自由にご見学下さい。
見学地の整備状態 普通

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