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し お ざ わ き た い せ き |
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飛鳥時代の竪穴住居跡から出土した土器セット |
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出土した飛鳥時代の土器 |
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発掘調査された3軒の住居跡 |
塩沢北遺跡は、円田盆地の東縁から張り出した丘陵上に営まれた遺跡です。北側に隣接する伊原沢下遺跡と合わせて、古墳時代の土器が多く出土する遺跡として早くから知られていました。
塩沢北遺跡は、昭和45年(1970年)に東北自動車道建設のため発掘調査が行われました。発掘調査では、飛鳥時代(約1,300年前)の竪穴住居跡3軒が発見されました。竪穴住居跡のうち1軒は一辺約8mという大形のものでした。
住居跡からは、当時の人々が用いた土器がまとまって出土しました。県南部ではこの時期の土器のまとまった出土例は少なく、当時の人々が用いた土器のセットを詳しく知ることができる貴重な資料です。
塩沢北遺跡と同時期に円田盆地北部に大和朝廷が造営したとみられる十郎田遺跡では、塩沢北遺跡の人々が用いたのと同じ土器セットに混じって、異なる特徴の土器が発見されています。当時の関東地方の人々と同じ技法で作られたもので、移民の人々が持ち込んだ土器と考えられています。
このように、各地域の人々の生活に密着した土器のセットを詳しく調べることによって、当時のモノや人の交流を窺い知ることができます。塩沢北遺跡は、飛鳥時代の宮城県南部の人々の生活様式や、そこで用いられた土器のセットを良く示す遺跡として貴重です。
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所在地 |
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蔵王町大字塩沢字北 |
時代 |
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飛鳥時代(7世紀中頃〜後半) |
種類 |
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集落跡 |
遺構 |
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竪穴住居跡など |
遺物 |
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土師器・須恵器など |
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円田中学校南側の丘陵一帯が遺跡です(円田中学校周辺は伊原沢下遺跡です)。 |
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現地には説明看板を設置しています(円田中学校向かいの町道沿い)。 |
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遺跡の現状は畑地・宅地・山林です(発掘調査をした場所は高速道路になっています)。 |
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