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(たかのともかね いくんひ) |
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この碑は、高野家十九代当主倫兼(ともかね)が「百姓としての正しい生き方とは」について、自らが治める村の役人に語った一件を、後年碑に刻んだものです。
その概要は「人が生きていく中で大切なのは、親に孝行することと、主人を敬い従うことである。百姓であれば、一心に農作に励み、しっかりと年貢を納めて親を安心させることが何よりの孝行であり、たとえ兄弟であっても、弟であれば兄を主人と敬い従うのだ。」というものです。
江戸時代の経済は、百姓が納める年貢が基礎となっていましたから、どの領主も、年貢徴収のために様々な制度を作り、方策を講じました。重い刑罰や過酷な取り立てによって、頭ごなしに年貢を集めようとする領主が多い中、倫兼は、儒教の考えに基づいた、精神論的なアプローチで年貢徴収の安定化を図ったのです。
この碑を通して、高野家随一の名君倫兼の、政治理念の一端を垣間見ることができるのです。
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この種の百姓教化の碑は全国でも例がない。
非常に貴重な歴史遺産 |
少し頑張れば読めるはず。
現地でチャレンジ! |
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所在地 |
蔵王町大字平沢字新屋敷30 |
所有者 |
水神社 |
公開日 |
いつでも |
料 金 |
無料 |
アクセス |
ミヤコーバス「平沢」停留所から徒歩8分 |
駐車場 |
なし |
現地までの案内表示 |
なし |
現地での説明表示物 |
あり |
見学のための手続き |
特にありません。ご自由にご見学下さい。 |
見学地の整備状態 |
普通 |
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