こ ぶ は ら じ ん じ ゃ こ ふ ん |
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円田・村田盆地境の尾根上に築かれた古峯神社古墳 |
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墳丘上に立つ古峯神社の石碑 |
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古峯神社古墳の測量図・墳形推定図(藤沢敦2000より) |
古峯神社古墳は、蔵王町と村田町にまたがる標高約165mの愛宕山丘陵の尾根上に築かれた古墳です。1993年に藤原二郎氏によって発見され、1996年に東北大学の藤沢敦氏らによる測量調査が行なわれました。この結果、本古墳は全長38m、高さ3.5mの前方後円墳であることが判明しました。
本古墳ではこれまでに発掘調査は行なわれておらず、遺物も採集されていないため詳細は不明ですが、立地や墳丘の形状などから古墳時代前期末から中期初頭頃(4世紀末〜5世紀初頭、約1600年前)の築造と考えられています。
本古墳の立地する尾根上には、南西約200mに愛宕山遺跡、北東約300mに夕向原古墳群が立地しています。また、北西約600mの舌状丘陵上には大橋遺跡があります。夕向原古墳群は全長57mの前方後円墳1基と小規模な円墳1基からなり、愛宕山遺跡と大橋遺跡は古墳時代前期(4世紀、約1700年前)の集落跡です。
本古墳の立地する愛宕山丘陵は、東西に隣り合う円田盆地と村田盆地を分けるように南北に長く延びています。東西から望める場所に築造された本古墳は、当時の円田・村田盆地を一体的に支配した豪族の墓と考えられます。
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所在地 |
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蔵王町大字平沢字吹張・屋木戸内、村田町大字薄木字由ヶ沢 |
時代 |
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古墳時代前期(4世紀末) |
種類 |
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古墳 |
遺構 |
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前方後円墳(主軸長38m)1基 |
遺物 |
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なし |
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愛宕神社から尾根道沿いに北東約200m地点にある高まりが遺跡です。 |
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現地には標柱(村田町教育委員会)および三等三角点「薄木」が設置されています。 |
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遺跡の現状は山林です。地元住民の方々によって愛宕神社から遊歩道が整備されています。 |
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