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水神社の参道石段脇の杉林の中にあったエドヒガンの古木。斜面に立地するにもかかわらず天を目指すように直立し、地上20mほどまでは単幹で、そこからいくつかの大枝に分かれていた。町内で最も背の高いエドヒガンとして貴重な存在であったが、平成20年8月25日に根元から倒壊してしまった。倒壊状況を調査したところ、大枝分岐部において数本の大枝が枯れて抜け落ち、その傷口から根元に至るまで重篤な芯腐れを起こしており、その腐朽が根にまで及んでいたことが把握された。衰弱した根が自重を支えきれなくなり、倒壊したのであろう。桜は陽樹であり、ことのほか日照を好む性質を持つが、その反面、日照がさえぎられると途端に生育不良となり、大きな枝でも枯れ込んでしまう。この木もおそらくは、周囲の杉が生長したことによって日照がさえぎられ、樹勢が衰えたのであろう。
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所有者 |
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水神社 |
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樹種(科名) |
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エドヒガン(バラ科) |
所在地 |
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蔵王町大字平沢字湯口 |
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樹高 |
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約28m |
指定年月日 |
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平成14年3月1日 |
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幹周 |
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地際:4.62m、胸高:3.8m |
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平成21年2月28日指定解除 |
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推定樹齢 |
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約250年 |
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