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仙台真田ゆかりの郷・矢附のご婦人有志、
避難所に草もちをお届け!


手作りの草もち。とっても喜ばれてました!

 震災以来、「何かしたいけど、何ができるかわからないし、何もしてあげられない…」って気持ちになってる人、結構いますよね。
 でも、「自分にできることをできる範囲でやる」と、積極的に動いてる人たちもたくさんいるんです。

 6月6日、仙台真田氏ゆかりの郷・蔵王町矢附地区のおばちゃん3名・おじちゃん2名が避難所を訪ねて、おばちゃん手作りの『草もち』『タケノコの煮物』をお届けするということなので、同行しました。

 向かった先は仙台市若林区の六郷中学校。海からは3.6キロほど離れていますが、津波はこの学校の敷地にまで及んだとのことです…。
 4月から授業が始まっていますが、体育館と校庭が避難所・駐車場として使われている状態。それでも生徒さんたちは元気に部活動に励んでいました!
 この避難所には仙台市若林区三本塚地区の方々が避難されていて、現在も150名以上の方々が寝食をともにしています。

校舎の窓には「がんばろう!みんなでつなぐべ地域の輪」の張り紙!

 到着後、まずは発起人の平間栄さん・我妻正美さんがステージに上がってごあいさつ。『仙台真田氏ゆかりの郷』らしく六文銭ののぼり旗を立てました。
 「今後も地域ぐるみで交流を深めたい。矢附地区の自己紹介として『仙台真田氏』のお話をお伝えします。」と、『仙台真田物語』の手作り巻き物を贈呈。
 その後、我妻さんが歌をプレゼントしました。

 六文銭の旗を見た避難者の方々から「この前は上田市の市長さん達が来てくれたんだけど、蔵王町と上田市は関係あるんですか?」とたずねられました。
 5月11・12日、母袋市長はじめ上田市の主だった方々が仙台市・亘理町を視察に訪れ、若林区内の避難所で4代目コロムビア・ローズさん(上田市観光大使。仙台市若林区荒町出身)の慰問コンサートが行われていたのです。
 それを覚えていた方々が、「六文銭のつながりで蔵王の人々が訪ねてきたのでは!?」と思ったんでしょう。
 上田市さんの手厚い支援がここにも届いていたんですね。本当にありがたいことです。


 あいさつの後で、おばちゃん手作りの『草もち』のおふるまい。
 お世話役のお話では「食事は業者さんのお弁当やおにぎり。手作りのお餅や煮物などはめったに口にできません。避難者のみなさんもとても喜んでますよ。」とのこと。手渡された方々からも「やわらかいね~」「おいしそう」という声が聞こえました。

 今回お届けした食べ物は、矢附地区のおばちゃん有志3人組の手作りの品。朝3時から料理をはじめて昼過ぎに完成したんだとのこと。
 「こんなことしかできないけど、少しでも喜んでくれるなら嬉しいさ。」
 こうした、一人一人のできることが積み重なって大きな力へとつながっていくのでしょうね!

平成23年7月19日更新<Y>

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