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だるま堂落慶式典、挙行!!


 3月14日の日曜日、蔵王町平沢字丈六のだるま堂境内において、「だるま堂落慶式典」が盛大に挙行されました。この式典は「平沢歴史の郷づくりの会」が実施してきた「平成21年度 弥陀の杉周辺整備事業」がおおむね完了したので、晴れてそのおひろめを行ったものです。「おおむね完了」とは、いささか中途ハンパですが、実はこれも趣向のうちでして…。

 当日は天気もよく、およそ100人もの方々が会場を訪れ、再建成っただるま堂・社務所、見違えるほどに整備された境内外構などに見入っていました。

…さて、中途ハンパの理由です。
 この事業、今年度は「だるま堂再建」「社務所再建」「境内外構整備」「だるま塚保存対策」「弥陀の杉保存対策」がメニューに盛り込まれていました。このうち、式典のときに未完だったのは「弥陀の杉保存対策」のみ。「弥陀の杉保存対策」の内容は、弥陀の杉の脇に高さ8mの足場を組んで、一昨年大枝が折れた傷口を手当てしてふさぐというもの。

 ならば!と、思いついたアイディア2つ!!

①「あらかじめ足場を組んでおいて、式典当日に弥陀の杉の傷口を間近に見てもらおう!」
②「傷口をふさぐときにできる空洞に、弥陀の杉の無事息災を願うメッセージカプセルを納めちゃおう!」

 思いついたのは式典の2週間前(汗)
 大急ぎで地元の平沢小学校に打診して、全校児童約90名のメッセージカードを用意していただいたり、メッセージカードを封入するためのカプセルとして、地元の陶芸家「万風窯」の豊原氏から「水差」を提供していただいたり・・・ドタバタと準備して、およそ180名もの方々からあたたかいメッセージを頂戴することができ、なんとか式典に花を添えることができたのでした (^^)ノ

地元の方々の手で入念に準備された会場
「弥陀の杉への願い」メッセージカード記入コーナー。
たくさんの人の暖かいメッセージが集まりました
落慶式典。地元児童の「蔵王太鼓」で賑やかにスタート
メッセージカプセル封入セレモニー。
最初に佐藤会長が「趣意書」と、直筆の「達磨尊の禅画」を封入。
次に、地元平沢小学校の児童たちが「弥陀の杉への願い」を披露し、学年ごとのカードを封入。最後に村上町長が一般の方々のカードを封入した後、カプセルは封印され、木箱に納められました。
カプセルは、代表の児童たちと村上町長の手で地上8mの高さにある弥陀の杉の空洞に設置されました。
 
特別アトラクション!樹勢回復作業用の足場に登って、高さ8mの位置にある弥陀の杉の折損部を観察。みなさん、弥陀の杉の巨大さを改めて体感していました。
だるま講に関する特別展示。貴重な資料がいっぱい!
社務所で会食をして、めでたくお開きとなりました。
平成22年6月8日更新<Y>

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