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文化財を火災から守ろう

放水銃の放水訓練。重要文化財を水のカーテンで包み、延焼から守ります。

 去る1月26日は、文化財防火デーでした。今から60年前の1949年のこの日、現存する世界最古の木造建築物の法隆寺金堂で火災が発生し、飛鳥時代以来1300年もの間受け継がれてきた壁画が焼失してしまったのです。このことを教訓に、文化庁と消防庁が協力して大切な文化財を災害から守るための活動を行なっています。

 わが蔵王町にも、たくさんの貴重な文化財があります。中でも、木造建造物や仏像、古文書、保存樹木などの文化財は、ひとたび火災に遭ってしまうと取り返しのつかない被害を受けることになります。

 当日は、白石消防署蔵王出張所と町教育委員会の職員が協力して町内の主な指定文化財を巡回し、防火設備の点検や、日常的な管理状況などについて所有者の方からの聞き取りが行なわれました。

 消防署の職員さんからは、火災を防ぐためには一人ひとりの努力に加えて、地域ぐるみで協力していくことが大切であることなど、さまざまな指導をいただきました。文化財の所有者の方と自治体や消防署、そして地域の皆さんと一丸となって郷土の大切な文化財を守っていきたいものですね。

防火設備の点検や、日常的な管理状況などについて聞き取りが行なわれました。
平成22年2月18日更新<M>

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