|
町内には、26件の指定文化財と、200か所以上の遺跡が点在しています。町教育委員会では、宮城県文化財保護地区指導員の方と共同で、これらの文化財の状況把握と破壊行為の有無などを確認するための「文化財パトロール」を定期的に実施しています。
今回は11月17日から3日間をかけて、5か所の遺跡と1件の指定文化財をパトロールしました。何しろ200か所以上の遺跡ですから、町の担当者と言えどもまだまだ行ったことのない遺跡もありますし、宅地化が進んでいる地域では開発行為によって破壊される恐れのある遺跡もあります。
指導員の方からは、遺跡であることを示す標柱をもっと設置すべきだとのご指摘がありました。身近な文化財の存在を多くの人に知っていただくことで、大切な文化財を地域の皆さんと一緒に守り伝えていきたいものです。
|
|
|
|
雑木の伐採作業が行なわれていましたが、遺跡の破壊などはありませんでした(大平遺跡)。 |
|
山林の中で、直径10mほどの古墳の高まりと周溝の跡が保存されているのを確認しました。(八幡山古墳)。 |
|
|
|
古墳(正面の林の中)の周辺の畑では、遺物などは採集されませんでした(八幡山古墳)。 |
|
畑の広い範囲で、縄文時代の土器や石器が多数採集されました。大きな集落跡のようです(寺門前遺跡)。 |
|
|
|
重要文化財我妻家住宅では、9月から来年7月までの予定で主屋ほか4棟の保存修理工事が行なわれています。 |
|
所有者さんから、保存修理工事の状況や日常管理の状況などを教えていただきました。 |
平成21年12月7日更新<M> |