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たんけん6 1600年ほどムカシの竪穴住居跡と土器たち

 立目場遺跡の発掘調査では、今から1600年ほどムカシの竪穴住居跡も3軒見つかったんだ。1700年ほどムカシが「古墳時代前期」、それから100年ほどたった1600年ほどムカシは、「古墳時代中期」と呼ばれる時期にあたるんだ。この時期の竪穴住居には、それまでにはなかった「カマド」が設けられるようになるんだ。カマドは料理をするためのものだよね。ということは1700年ほどムカシから100年ほどの間に「お台所の大変化」がおこったってことなんじゃないかな!? 
 
 この時期の土器たちは、前の時期のと比べると、ちょっと荒っぽい作りになってきてるみたいだね。丸っこい胴体に斜めに開くクビのついた「壷」や、いろんな形の「坏(つき。お皿みたいな形の土器だよ)」、お皿の下に台がついた「高坏(たかつき)」などが目を引くね!こうした小型の土器たちは、オレンジ色をしていることが多いんだ。でも、それは、前の時期の土器みたいに赤く塗ったんじゃなく、土器の材料の粘土そのものがオレンジ色に焼き上がっているんだ!こんなにキレイな色に仕上げるなんて、スゴいテクニックを持ってたんだねぇ! それに、前の時期に比べると、甕などはちょっと細長くなっているんだ。100年の間に、土器の種類や形が変わってきているのがわかるよね!!

1600年ほどムカシの竪穴住居跡 カマドのアップ。土で作られていたんだね!
土器たち発見!いっぱいだぁ!! 1600年ほどムカシの土器たち。オレンジ色の壷や坏が目を引くね!後ろに並んでいるのは「甕」だよ。ちょっと細長い、ラグビーボールみたいな形に変わってきているね!

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