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曲竹地区

重要文化財 我妻家住宅
(あがつまけじゅうたく)

県内最大の茅葺き民家 豪農我妻家の邸宅

 我妻家は鎌倉時代以来の家柄で、江戸時代には刈田郡曲竹村の肝入を代々歴任する、地域を代表する名家でした。また、農家でありながら、木綿や紅花などの商いも手広くし、蓄えた財で仙台藩の財政や有力武家をたすけ、また、貧しい庶民に援助の手を差しのべるなど、地域の安定に力を尽くしました。

 我妻家住宅主屋は、名家我妻家の邸宅として宝暦3(1753)年に建築された、間口38m、建坪100坪をこえる豪壮な茅葺き民家です。農家に対する制限が厳しかった仙台藩にあって、その制限から大きく外れた破格の民家であり、我妻家がいかに特別視されていたかを物語っています。また、主屋のまわりに建てられた4棟の蔵、千坪をこえる宅地、表門なども、主屋同様に重要文化財に指定されています(穀蔵・表門・宅地は附属指定)。

我妻家住宅主屋。間口38mという、民家としては稀に見る豪壮さを誇る カマド周り。「カマガミ様」を祀る
前蔵。我妻家が用立てた刈田郡の備荒蔵(びこうぐら) 文化2(1805)年に建築された板蔵(いたぐら)

アクセスマップ

重要文化財我妻家住宅は平成23年3月11日に発生した東日本大震災により建物の漆喰壁の大規模な崩落等の被害が発生しており危険なため、公開を中止しております。今後、損傷個所を詳細に調査した上で保存修理工事を実施する必要があり、現時点で公開再開の目途は立っておりません。具体的な日程については定まり次第お知らせします。ご見学の皆さまにはご不便をおかけいたしますが、ご了承願います。

所在地 蔵王町大字曲竹(まがたけ)字薬師前(やくしまえ)4
所有者 個人所有
公開日 毎週日曜日 9時〜4時(11月〜翌3月は9時〜3時)
※8/8〜8/22、12/15〜翌1/31は閉館
※その他、臨時で休館するときがあります。ご了承下さい。
料 金 無料
アクセス ミヤコーバス「曲竹」停留所から徒歩2分
駐車場 あり(曲竹公民館北側の駐車場をご利用下さい)
現地までの案内表示 あり
現地での説明表示物 あり(「我妻家住宅ボランティアガイド」がご案内します)
見学のための手続き 駐車場脇のボランティア室にてお申し込み下さい。
事前の予約は不要です。
見学地の整備状態 良好

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