どきたんドットコム指定文化財>丈六阿弥陀如来坐像


じ ょ う ろ く  あ  み  だ  に ょ ら い  ざ  ぞ  う
我妻家住宅 国指定重要文化財(建造物)

丈六阿弥陀如来坐像


頬が丸く張った円満な顔立ち
 平安時代末期に作られた町内最古の阿弥陀像です。もとは平沢字丈六にあった阿弥陀堂の本尊で、奥州藤原氏によってまつられていました。丈六とは像の身長が一丈六尺(4.8m)という意味です。
 この像は、江戸中期の大修理で頭部と胸板以外すべてが作り直されています。この時お堂も新築しましたが、間口を小さく作りすぎたため像を入れられなかったという、びっくりする話も残されています。
 明治初頭に阿弥陀堂が廃れた後、この像の管理は清立寺や保昌寺に任されました。しかし、あまりの大きさにお堂に入らなかったり、像を台座から外さないと収めきれなかったりしました。一時期、仙台の某寺に貸し出されていましたが、現在は保昌寺に安置されています。

DATA
所有者 保昌寺
所在地 蔵王町平沢字諏訪舘28-1
指定年月日 昭和49年4月30日
見学メモ
いつでも見学できます(見学するときはお寺の方へ一言お声がけ下さい)。

>>>蔵王町の指定文化財一覧へもどる<<<   >>>ホームページへもどる<<<