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おわりに 大コ〜フンのムカシたんけん!!おもしろかった〜チャセゴって、なによ?

 遠刈田地区に伝わる伝統行事、「チャセゴ」をたんけんしてみたよ!どう?おもしろかった?
 ムカシは、「遠刈田チャセゴ」みたいな行事は、宮城県から岩手県にかけての地域を中心に、各地で行われていたんだって。行事の名前も「チャセゴ」「チャセンコウ」「サセゴ」「チャシゴ」「カセドリ」などなど・・・地域によってイロイロ。行事のなかみも、子どもが家々をまわるののとか、大人がまわるのとか、厄年の人がまわるのとか、サマザマだったんだって。もちろん、それぞれ行事のやり方も大きく違っていたんだってよ!
 子どもが家々をまわってお菓子をいただくタイプの行事は、ムカシから広い地域で行われていたんだけど、戦後、「子どもに物乞いの真似事をさせるのは、教育上よろしくない!」っていう意見が広まって、あっという間に行われなくなっちゃったんだって・・・
 ボクたち子どもは「物乞い」じゃなく、「福の神」なんだどなぁ・・・
 それで、ほとんどの地域では、イマから40年ほど前には消滅してしまったんだ。イマでも行われている地域は・・・ちょっとわかんない。遠刈田以外、もうどこでもやってないのかもしれない・・・
 遠刈田地区では「教育上よくない!ブーム」のときには1〜2年お休みしたけど、すぐさま復活!!以来、途切れることなくず〜〜〜〜っと続いているんだ!
 「遠刈田チャセゴ」のスゴいところは、長続きしているってとこだけじゃなく、「誰かが仕切っているわけじゃないけど、毎年自然に行われている」ってところがスゴいんだ。普通、何かの行事って、ムカシは自然な風習だったけど、イマでは「○○祭り実行委員会」とかの組織が音頭を取って行うことが多いよね?でも、「遠刈田チャセゴ」は、昔ながらの自然体!ひょっとすると、イマまで長続きしているヒミツって、ここにあるんじゃないのかなぁ?

この「ムカシたんけん」は、平成22年(2010)に遠刈田の児童生徒に配布した「遠刈田チャセゴ啓発チラシ」の内容を再編集したものです。

「遠刈田チャセゴ」のようすは「どきたんドットコム→トピックス」にて公開しています。ぜひご覧下さい。

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